ユーザー価値について

このページでは、製造業で働く方々の苦労や想いについて、 また、キャディがユーザーにどう向き合っているのかについてまとめています。

1. 産業変革に関する私たちのスタンス

ものづくり産業は、決して一つのテクノロジーだけで解決できるほど単純な世界ではありません。 非常に複雑で、巨大で、そして人間味に溢れたこの産業を変革するには、「人の力」と「テクノロジー」の融合が不可欠です。
私たちは、産業全体をトップダウンで強引に変えることはしません。 なぜなら、ものづくりの真価は会議室ではなく、「現場」にあると知っているからです。
どれほど優れたシステムも、現場で働く人々に愛され、日々使われ、彼らの武器にならなければ、1ミリの変革も起こせません。
私たちは、産業構造全体を変えるという壮大な挑戦と同時に、目の前のたった一人のユーザーの世界を一変させるような体験を作ることを何よりも大切にしています。
「キャディ」という社名には、ゴルフのキャディのように、 プレイヤー(製造業の従事者)の横に寄り添い、時に的確なアドバイスを送りながら、ともにゴールを目指すパートナーでありたいという想いが込められています。
私たちは「変えてやる」というスタンスではなく、これまでの歴史への深い敬意を持ち、製造業に従事する方々とともに、未来をより良いものへと変えていく伴走者です。
 

2. 製造業で働く人々:情熱と、諦めの狭間で

「Japan as No.1」と称された日本の製造業は、先人たちの強烈なこだわりと熱意によって築き上げられてきました。私たちが今、当たり前のように享受している豊かな生活は、数々の限界を突破してきた彼らの情熱の上に成り立っています。
この業界には、ものづくりを心から愛する人々がたくさんいます。
例えば、私たちが以前お取引をしたある町工場の社長様は、ものづくりが好きすぎて、週末も奥様に内緒で工場へ行き、夢中になって機械を動かしているような方でした。
また、ある大手メーカーの設計者の方は、設計の苦労について尋ねたところ、土砂降りの雨の中、傘もささずに1時間以上も情熱的に語り続けてくれました。
誰に指示されたわけでもなく、 少年のように純粋な知的好奇心と使命感によって、日々研鑽を重ねている。
そんな情熱をもった大人が数多くいるのが、ものづくりの業界です。
しかし、今の製造業は、こうした熱い想いを持つ人々が「構造的な課題」によって、改革を諦めざるを得ない現実に直面しています。
「どうせ変わらない」「今までこうやってきたから」
長い歴史と複雑な関係性の中で、何十年も物事を変えられなかった経験が、彼らから情熱を奪い、諦め(学習性無力感)を生んでしまっているのです。
 

3. 一人の人生が変わる瞬間

私たちは、そんな「諦め」が「希望」に変わる瞬間を何度も目撃してきました。
ある女性社員の方は、かつて事務職志望で入社されましたが、現場で図面やプログラミングの面白さに目覚め、第一線で活躍されていました。
しかし、出産と育児というライフイベントを機に、どうしても現場に出勤しなければならない従来のアナログな業務環境との両立が難しくなり、大好きだった正社員としてのキャリアを諦め、パートタイムにならざるを得ませんでした。
「私のキャリアはここで終わるんだ」 そう思っていた彼女の人生を変えたのが、キャディのプロダクトでした。 図面データがクラウド化され、どこでも仕事ができる環境が整ったことで、彼女はリモートワークを活用しながら再び正社員としてフルタイムで復帰することができました。
「もしキャディのプロダクトがなかったら、私の人生はどうなっていたかわからない」
彼女はそう語ってくれました。
 
また、勤続30年を超えるあるベテラン管理職の方は、 自らを「定年という時間切れを待つだけの世代」と呼び、情熱を失ってしまっていました。
バブル時代の栄光を知りながら、 その後の「失われた30年」の中で徐々に元気を失っていく業界を目の当たりにし、
「日本は衰退するしかない」「誰がやっても変わらない」と、どこか評論家のように斜に構えて諦めていたのです。
しかし、キャディとの出会いをきっかけに、自社の中に眠っていた膨大なデータが「資産」として蘇り、若手社員たちが目を輝かせて活用し始める姿を見た時、彼の中で何かが変わりました。
「俺たちが積み上げてきた歴史は、無駄じゃなかったんだ」
そう気づいた彼は、まるで新入社員のような熱量を取り戻し、 今では「会社を変えるのは自分たちだ」と、誰よりも先頭に立って改革を推進しています。
失いかけていた誇りが、至誠とテクノロジーによって再び火を灯された瞬間でした。

4. 「明日」と「未来」の両方を変える

「明日、ユーザーを喜ばせたいのか」「半年後にユーザーが見る世界を変えたいのか」
キャディはその両方を目指します。
目の前にいるたった一人の業務が効率化され、これまでよりも早く自宅に帰り、子供たちと夕食を囲めるようになること。 そしてその積み重ねが、日本や、世界全体の産業構造を不可逆的に進化させること。
私たちが作っているのは、単なる業務ツールではありません。 誰かの「働く喜び」を取り戻し、人生の選択肢を広げ、産業の未来を変えるためのプロダクトです。
かつて世界を驚かせた日本のものづくりの情熱に、テクノロジーという新たな武器を。 私たちと一緒に、この偉大な産業と、そこで働く人々のポテンシャルを解放する挑戦をしませんか。
 
 

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