Takeaki Imai

プロフィール

Takeaki Imai

  • 東京大学にて航空宇宙工学を修了。
  • 2015年NTT研究所に入社。オンライン機械学習向け分散処理フレームワーク"Jubatus"の開発業務及び、イベント時人流解析モデルの作成など各種研究開発に従事。
  • 2018年より製造業向け生産管理IoT SaaSのスタートアップの執行役員CTO。
  • 「プラットフォームとデータの力で製造業を変えたい」という思いから2021年1月キャディに入社。
  • 図面解析PdMによる研究開発リードの後、AI Labを立ち上げプロダクトマネジメントをリード。
  • 現在は製造業の図面活用SaaSであるDRAWERのテクニカルプロダクトマネージャー(TPM)に従事。「技術で文化を作る」がテーマ。

入社した経緯

前職での開発が一区切りついたタイミングで、キャディの採用イベントに参加しました。キャディは1年半ほど前から知っていて、3DCADの自動見積が主流で技術的に面白いことやってるなーと思いながら見ていました。採用イベントでは、楽しかったと同時に全員がちゃんと自分の言葉で自社を語れる「戦略とカルチャーの浸透」具合に惹かれました。
また、前職での経験から製造業が技術から入るだけじゃ難しい産業というのは痛感していたので、どのようなアプローチをしているのかは気になっていました。そのときに「技術を売りに製造業の色々な領域にアプローチしていたところから、業界解像度が上がったタイミングでターゲットを絞る方向に切り替えた。それに応じて扱う技術やプロダクトも変わってきている」という話を聞き、事業へのビジョンと強い覚悟を感じました。 「この会社は製造業の課題に対して全員で本気で取り組んでいるんだな」と思い入社を決めました。

キャディでの仕事

キャディ入社後、図面解析のプロダクトマネージャーとして、図面情報の構造化やその適用先を追求しました。その結果、社内オペレーションの効率化やSaaSのコア技術への活用が実現しました。また、過去の経験を活かし、機械学習の適用余地を探求しAI Labを立ち上げました。AI Labでは、図面解析や類似検索アルゴリズム、加工会社の最適選定アルゴリズムの開発を主導しました。現在は、DRAWERのプロダクトマネージャーとして、機械学習やアルゴリズムをプロダクトに組み込むリーダーシップをとっています。

キャディエンジニアとして働く上で「難しくて面白いこと」

前職時代から製造業のデータに触れてきて、その面白さと難しさに惹かれています。
製造業のデータにはネットの世界だけでは知り得ないリアルの情報が多くあります。また、それらの情報は共有されることなく、各々の紙のファイルやPCや製造機械の中に入ったままでいます。リアルのデータをデジタルの世界に移すこと自体のアルゴリズムとしての難しさと、情報がサイロ化されがちな製造業の人々に、データを共有することのインセンティブを与えるカルチャーとしての難しさがあります。
現在はこれらを情報技術を用いて少しずつ解きほぐしていっている最中です。まずは小さな一人のあり方を変えるところから始め、一部署、一社、そして製造業全体へとものづくりと情報技術を結び付けられればと思っています。

趣味や休日の過ごし方

「技術で文化を作る」と製造業×DXを標榜している傍ら、休日はもっぱらアナログな生活を送っており、サウナと茶道と手作りでの家造りのワークショップ参加でデジタルデトックスを試みています。

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